だからなぜそれをそう表現するのかと
言葉選びは、より遠くまで声を通すにはとても大切だと日々思います。
身近な環境でしか話さない人は感じたこともないかもしれません。
そんな方々が今の相手なので、出てくるおはなしすべて変換が必要です。
偉い人から普通の人まで、すべからく言葉の選択にチェックを入れる必要があります。
機能名を入れるべきところにソフト名を使ってくれたり、プロトコルを入れるところに機器名を使ったりなさります。
彼らの間ではそれでなんとなく話したつもりになっているのでこれは教育されない限り気づかないやつなのではないかと疑っています。
その言葉がどんなカテゴリのことばなのか区別して使うことは、特に情報システムの要件を具体化するときにはとても注意を払います。
欲しいのが、手段なのか、業務機能なのか、アプリなのか、SEさんたちが対象を誤認する上にそのまま作るからです。
誤解することばを使っていながら、でき上がりに文句をいうのも彼らの特徴でちょっとコメントできません。
ヒアリングするほうも回答する方も結局は同じレベルになってくるのかもしれないと自己を戒めます。
過敏に反応されないようにことばを置換していく作業は、慣れてはいますがしないで済めばそれに越したことはありません。
とにかくコミュニケーションエラーが多いのに気づかないし看過する、気づくと錯綜混乱してさらに酷くなる、という典型例です。
システムと名札を付けたいなら、そこからだよなあ、と思いますが、いつ気づくのだろう、とどこかにイベント転がってないかなあとも思います。