美味しくない水は美味しくないのです。
田舎育ちで地下水が豊富だったため外に出るまで不味い水というのは夏の錆びた蛇口から出る水のことだと思っていました。
上京して、そうでもない、というのと水が取水されて排水されて蛇口からでてくるまでのいろいろを知るにつれそれがありがたいことだということもよくわかります。
今ではステンレスの水筒が当たり前ですが私の小さい頃はプラスチックの水筒が多く、半日もたつとプラスチックの匂いがつきます。
それでも不味い水よりは美味しいので都会の人に欲しがられたこともあります。
冷たさで不味さを誤魔化すことはできますので冷水はわかりにくいですが、沸かすと顕著です。
とはいえ、美味しさを追求して浄水器を使っていても手入れしなければ不衛生で不味いそのままの水のほうが安全です。
何かにつけて池の濁った水が凍って藻やらなんやらが見えている氷の透明部分を美味しいといって食べている同級生の感覚を疑った小1の出来事を思い出します。
娘が似たような感覚なのでなぜそうなったのかと頭を抱えますがそういう人種なのかもしれないと現実逃避中です。