計画

計画は自分の位置標定と方向づけのためにするものだと思っています。

計画ってステークホルダーのためだけではないですよね?と思ったので。
りんださんのYoutubeラジオをきいていて、Jさんが、計画はステークホルダーに説明して安心させるため、とおっしゃっていて、それは確かに目的になりうるのですが、それだけだったら寂しいなあと思ってしまいました。ラジオはとても楽しく拝聴いたしました。ありがとうございます。

私も組織で仕事をさせていただいているので計画を説明することはあります。逆に説明を受けることもあります。
するときにはあまり困ったことがないのですが、ポイントは
・相手にとっての自分の信頼残高
これが一番のような気がします。これに応じて下記の厚みと色が変わります。
・何をしたいのか
・どこまで見通せているか
・どこから分岐や具体化が(可能性含め)発生するのか
・それはいつ頃判断するのか
このようなことを考えていくのですが、これら自体は人のために考えるのではなくて、自分のために整理していることだと思われます。自分の思考を整理して、それを表現したものが計画だと考えております。関係者に見せるときに初めて相手が理解できる整理が求められます。表現するときに視点や抽象度をあわせることは必要です。その「あわせる」が面倒だったり難しかったりするのかもしれません。これはスキルのような気がします。計画そのものとは違う多面視点と言葉図表化スキルです。計画自体は見通したりシミュレートしたり見えないものを見るための手段段取りを考え出すスキルを使うと思われます。
説明にくる人たちが悶々としているのは、自分自身がわかっていることとわかっていないことを整理できていない場合と表現の場合がかります。表現だけであれば口頭補足で通ることもありますし、表現について情報提供することもできます。

表現について、書き方をひとつしか知らないと困ると思います。私は三種類くらい持っています。スケジュール形式が一般的だと思いますが、リズムの形もありますし、分岐図の形もあります。わかっている部分の割合はケースバイケースです。わかっている部分が多ければスケジュールになりますし、少なければ他の形になります。表現に行き詰まって問題分析が歪むのはよろしくありません。わかっていることを表現して見せて深化させればいいと思います。

相手に伝わらないと、伝えるための努力時間がかさばって、無駄時間に思えてくるのはよくわかります。聞く気がないのか、伝わらないのか、自分の考察が足らないのかそこで検分することは意味があると思います。見えているものと見えていないものがしっかり整理できていれば進めますから伝える義務が重いかもしれません。チームで何かをするには、伝えることは必要なので可能な時には磨いたほうがよいと個人的には思います。ひとりですべてできることなどたかが知れています。
ただ、相手によっては通さないつもりの方がいて、何をしても落とす場合があるので、その場合は無駄ですので他の手段を講じます。

計画は、人のためにより自分のためが本質ではないかしらと強調したくなったので今更ですが書いてみました。

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