企図

きと、ですが、一般的な単語ではないようですね。

組織に入ってとにかく「企図を体せ」と言われます。
巷で話題の「忖度」が近いでしょうか。
忖度の正しい意味がわかっていないかもしれませんが、イメージ的な違いはふるいの質でしょうか。

企図とは、(主に指揮官が)意図した将来です。未来ではなく将来です。体するは体現するで実現するです。

実行するには、意図を正しく推測することがまず前提です。理解するとあるのですが、理解できるほど顕在化された意識はごく一部です。ほとんどは推測の域であり、それを形にしてあっているかどうかをご本人に確認していきます。確認していいということを知らないもしくはしない方がまずつまずきます。形にできない方は次に苦労されます。

推測がまあだいたいあってそうだなあと認識できたら(確信してはいけないというのもひとつありますが)実現する要領をだしていきます。ルーティンであれば楽ですが、そんなものはございませんので、蛇が出るか蜘蛛が出るか熊が出るかわからないやぶこぎの方向を決めるようなものです。途中で企図が具体化されたり変更されたりするのでそのぶんの余力も含んで計算です。まずひっかかるのは、時期的な特性やそれぞれの業務予定と関係者、誰がそれを知っているかを押さえていない人でしょうか。袋小路です。次に、知っていても聞きに行けない方は時間ぎれになります。

日々蓄積していないと即答できません。即答できなければ、実は体せないということがわかるころには、すっかり信頼貯金は使い果たしているかもしれません。

関係ないと切るのは簡単ですが、それを学べるのはそのときだけかもしれないと思ってもらったほうが、ありがたいなあと思われます。
自分も気を付けなければいけません。

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