原則と例外

判断の最初のフィルターのひとつです。

ルールだけで生活できれば、困りませんが、それがルールのどれを適用する事象なのか、ルールに記載されていないものをどう処理するのか、というのが日々の判断のひとつだろうと感じています。
先日見ていた事象ではルールを構成する概念、原則に沿って処理するのか、例外として処理するのかを混同して回答している発言がありました。

形式知として教えられているものではないので気づかずとも致し方ないのかもしれませんが、その人はそれなりの位置にありますので、知らないとその方の率いるチーム及びチームが属する組織の評価にかかわります。

いつも赤信号を渡るかどうかで例えてしまいますが、生まれてこのかた赤信号を渡ったことのない清廉潔白な(もしくは信号が生活に存在しない)方がいないとは思いませんが大概の方は経験していると思われます。
悪いことですかね?ルール違反ではあります。
交通法規が移動上のトラブル防止のための仕組みであれば、トラブルが発生しなければ、さらに上位概念で行けば安全が確保できていれば、という話になります。
それらの概念階層は子供には難しいので赤信号は渡っちゃいけません、と教えられるわけです。
そのまま大人になってしまうと、ルールの運用と変更ができる資質が不十分になってしまいます。

目前に発生した事象を処理するどのプロセスを選択するかは、そんなところにも分岐が発生していること、なかなか気づかれないものなのだなあと知りました。

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