学習性無気力の例

ふとそうかなと思ったのでひとつ事例を挙げてみたいと思います。

ほどほどに能力のある人ですが、働きかけをすれば色々変えることができるという発想が抜け落ちている人です。

なぜ、そうなったかという経路を考えるといくつか想定できますが、そのひとつが学習性無気力の可能性です。
その人は、喋るのが下手です。本人がどう自己評価をしているかわかりませんが、おそらく周囲特に同期からは「お前言ってることわかんねーよ」と言われたことが多々あると思われます。言われた時のその人の反応は様々なので自分ではわかるように言っているつもりである可能性があります。

周囲から言いたいことを理解してもらえないので、当然その人のしたいことはできる方向には変化しません。その人は言っても無駄、という経験評価をする可能性があります。人によっては自省して改善しようとしたもののその要領が悪くて改善し損ねたということも中途経過として存在するかもしれません。言っても無駄だと刷り込んでいるので言いませんし言うスキルも向上しません。

客観的に見れば、その人がしゃべるスキルを磨いて、自分の要求を適切に表現することができれば、変化させる一つのこぶをクリアすることができるのですが、そこで挫折した、という評価になりえます。表現できるようになったらさらに次のこぶが待っていますがネクストステージを見ることはできなかったというリザルト画面です。

可能性でしかありませんが、学習性無気力に至るプロセスのひとつとしてケーススタディになったのでシェアしてみました。

発端は私がチームにとある件について調整したのかと聞いたらそもそも調整可能な分野に入っていなかったという反応がありまして、その事象からこんな妄想に至りました。

環境適応とは現実対応力の実現ですが、将来対応力を考えると評価が難しいなあと思います。自分自身の環境適応そのものも根底から覆される可能性もあります。純粋に怖いですがメスを入れていきます。

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