『26世紀青年』

お話はそれ自体ではありません。

『26世紀青年』というのは10月17日の岡田斗司夫さんのメルマガででてきたコメディ映画の名前です。乱暴にまとめるとIQの低いカップルの方が高いカップルより出産が多いので26世紀にはIQの低い民ばかりになって危機に陥っている、という話の前提が冒頭に流れるそうです。プライムで見られるとか。

奉職して数年で行き当たったジレンマを思い出します。昔のブログっぽいものにも書きました。成功してほしいという期待と母であるべきという価値観が宴会のたびに恩義ある方々から投げられ矛盾の処理に困惑しました。前者があるだけほかの職場環境よりもありがたいことは確かですがつらくないわけではありません。両方は選べなくてどちらかを選ぶともう片方から謗られる、どうせそうなら自分で選択しなければ前にすすめません。長期を重視すれば後者寄りにに、短期を重視すれば前者寄りになるでしょう。長期は子孫、短期は自己と読み替えたら言い過ぎになるでしょうか。

遺伝子に縛られるという仮説に従うならば、出産育児環境の整備を促進していただきたいなあと思われます。周りの尊敬する女性たちを見回すと、2人以上のお子さんをお持ちでない方がたくさんいるような気がいたします。
現在の日本社会の仕組みはピラミッド人口型を前提に作られていて現在の人口パターンを受け入れられる仕組みが考え出されていないと認識しております。持論は自分で変えられないなら文句言わずにルールに従え、です。
したがって、結婚と出産を優先しました。それでも、3人は勘弁してくれと思います。あかさんはかわいくて仕方ないので産みっぱなしでいいなら産んだかもしれません。
よくアンケートの理由に経済が上がりますが、それよりも実は時間なのではないかという気がいたします。親として果たすべきと思われている時間をひねり出すことができる環境にない。思われているというところがとてもデリケートです。親世代のおもっているべきは我々とも違いますし我々も子供たちとは違います。待ち合わせ時間前後何分許容できるかの話が分かりやすいですが、この時間も認識差が誤差とは言えない大きさで存在します。実際私が子供たちと過ごす時間は週に10時間未満ですが、日本の父親や祖父母は、それを許容しない方が多いのではないでしょうか。私自身はもちろん不満に甘んじている状態です。

やっと最近ワークライフバランスということばがでまわりはじめました。
多様性を受容することは精神的にとても大切です。同時に、社会の仕組みが変わることにも注力し、阻害事項にならないように協力しなければならないのだろうと思います。少なくとも「自分は関係ないわからない」という見苦しい逃げ腰対応はしないようになりたいです。

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