もし要件定義をやめたら

それはまた刺激的なフレーズです。

私が用済みになるw
要件定義ができるスキルというのは実は汎用性のとても高いポータブルスキルなのでそうならないのは明らかですが、言った人の気持ちはよくわかるような気がします。
世の中に要件定義になっていない要件定義がほとんどで、要件定義として美しいと思えるものは一握りなんだろうなあと感じていますので。
人にとって言いたいことを言葉にすることがとんでもなく難しいことだということが世の中に浸透したら要件定義の捉え方も変わるような気がします。

下手な言葉のやり取りしかできない要件定義の精度を上げる時間があったら、そのメンバーで可能な要件定義の品質の認識を合わせていったん止めて、イメージ作成と確認のフェーズあるいは手段の作業をしたほうが成果は上がると私も感じます。
思考はスパイラルです。色々な場所のスパイラルがぶつかったり飲み込まれたりして大きなストリームが出来上がっていきます。
美しく整えられて論理的だと捉えられているいくつかのフレームワークは実は標準的な人間系の動きにトレースすると無理があるということが最近明らかになりつつあるように思われます。

タスクシュートは逆算ならぬ順算と説明していますが、積み上げというか、その時できる程度で一度止めて次に進んだり、出来ない前提で業務を組んだりというのは普通にやっている人はやっていることです。
要件定義のありようが変われば、色々な指南書やテンプレWBSが瓦解することと思いますが、瓦解するような柔軟性であれば、それまでの成果物の品質も、もしかすると、かもしれません。

というわけで、IT勉強宴会のイベントを拝聴することにしました。楽しみです。

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